お先真っ暗さ

きっと6月まで私は自分じゃなくなるんだ。

家に帰るのがとても億劫です。このまま逃げたい、でも見捨てられないから結局帰るしかない。家で仮面を被って、学校で素になるしかないんです。このテンションの低さはどうにもならんのよ、ごめんなさい。って言えば良いのか？皆優しいから、こんな私を心配してくれるんよね。自意識過剰かもしれねないけど、本当に優しいから、困ったもんです。
誰かに話せば、楽になれるのかとか考えてしまうんだけれどきっと楽になれる気分だけなんですよね、話してしまうことが逃げなのか、誰にも話さず暗いままでいるのが逃げなのか、どちらにしろ私はこの現実から逃げたいんだ、きっと。

見たくない、家に帰ったら寝たきりのあの人がいて動けなくて頭に帽子してて、今にも居なくなってしましそうなそんなあの人なんて見たくない。本当に薬投与したら無くなるの？その頃にはもう大きくなって悪くなってんじゃないの？
友達の誕生日プレゼントあげられないないなんて言うなよ、そんな今すぐ死んでしまうみたいじゃないか、やめてくれ、嘘でもやめてくれ。

怖いのはあっちなのに、なんでこんなに怖い？

何も知らないあの子が憎い、叫べばどうにかなるんじゃないのに、自分のことぐらい自分ですれば良いのに、どうして迷惑をかけてるって気がつかない？言ったらあの子は壊れるのだろうか、泣き叫ぶんだろうか、きっと私の分まで泣いてくれる。

私はあの人の前では絶対泣かない、そう決めてるから。