君の絵が見たいんだ

青、蒼、藍、一体どのアオを重ねたら君の絵にたどりつけるだろうか。

初めて小説で発売日を知り買おうと思ったことか。もう一度読んでも良いようなそんな気がしています。
しかし、表紙で選ぶ癖は抜けません…。とてもきれいだったからショウガナイ…。

でも内容も良かったんですよ、このどうしようもない行き場のない焦燥感、もどかしさ。
そこから生まれたのは、なにか描きたくても何を描きたいのか分からない迷子の創作意欲。
駄目だ、自分には何もないと判ってしまう。こうして自己完結して自分は終わるのだ。
あーあ。

嫌われるようにする仕方は知っていたのに、嫌われ方は誰にも教わってなかったね、はい残念。

だからどうでもいいんです、自分以外。


なんて恋しい、と思ってしまった。死にたがることに酔っているだけだと、自分に言い聞かせる。でも、泣きたくなるほど見たくなる、感じたくなる。あの痛さを。
もう自分はだめだと思いたいだけ。凡人はどこまで行っても凡人なのに痛みを知ることで、他人にはできない体験をしたと思い込んで非凡になったつもりでいる。
ただの現実逃避、阿呆なだけ。

どうか、追いかけさせて。
綻びを引いて、失くしてほしい。